リリイシュシュのすべて cube レビュー 水着ギャル

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2004年 8月のイキザマ
飲んだ勢いで母校に乗り込む

飲んだ勢いで母校に乗り込む

04/08/29(Sun)

バースデイを迎えた友達に、なんとiPodminiを進呈!


ヤッタネ!

さすがに、23歳の誕生日ということにもなると贈る物も変わってきます。
去年まではアイスとか牛丼とか100円ショップの謎の人形とか、そんなレベルのものをあげた記憶がありますけど、もうさすがにそんなことはいたしませんて。

「あれ?このiPod、すんごく軽くない?」
「新型やからね。」
「いやそうじゃなくて、素材がダンボールなんすけど。。」
「うん、世界最軽量を求めるあまり、すべての機能をカットいたしました。」
「・・・なんだよゴミじゃねーか。」
「遠目から見たらわかんないから、さりげなく胸ポケットから覗かせるようにしてお使い下さい。うらやましがられるよきっと。」
「じゃあ、部屋のオブジェにでもするわ、、ゴミ箱の中にでも飾っとくな。」




待ち合わせ場所のカフェにてハサミとテープを借り、現在入手困難なiPodminiを次々と生産。


とまあ、そんなこんなの余興がありまして、いつものように飲みに行くかーってなりました。来春から東京に渡る2人の男の不安と希望をメインテーマに、関西人と関東人の違い・笑いのツボ、オフィスラブなどについて静かに熱く語ったあとは、われらが母校・三島高校にでも乗り込むことで若かりし頃を思い出そうぜオイと相成りました。




段取りの悪いルパン一味。ルパンのズボンが破けたり、門がガコンガコンと音鳴りまくったり。


「俺達は、まだ若い。」




「俺達は、まだまだ若い。」

そんな錯覚さえ覚えたあの夜。
オレ達は、裸になって走りぬけた。

いつしか、『裸=若い』という間違った等式を体現する2人。

「・・・あ、おまえのその体は若くねーな。」
「・・・おまえこそ、アバラが浮いてるよ。」


わずか数十メートルの裸ダッシュで息があがった2人が互いをなじり合う。


俺達って、やっぱそんなに若くはなかったね・・・。



以上でございます・・・・。

 

 

 

レビュー『リリイ・シュシュのすべて』『CUBE』

レビュー『リリイ・シュシュのすべて』『CUBE』

04/08/28(Sat)

大きな夏イベントもほとんど無いので、お友達のサイトで紹介されてた映画でも借りてきて観るかということで映画大会を開くことにしました。


【場所】 大型テレビとDVDプレーヤーを最近買ったという親父の部屋(4畳半)
【日時】 本日
【参加者】 オレ
【上映作品】
1.「CUBE
2.「リリイ・シュシュのすべて


で、せっかくなんで感想でも。




CUBE
【評価】 ★★★★★★★★★☆ 9点
【総評】
 わけもわかんないまま立方体型の迷路に閉じ込められてしまった男女6名の脱出を巡るサスペンスストーリー。即死トラップがあるわ迷路の全体像もはっきりしないわで、そんな極限状態の中で何時間もさまよってたら、そりゃだんだん人間の汚い部分も出てくるってなもんでしょうよってな感じのお話が楽しめます。
 見えない黒幕や彼らが閉じ込められた理由なんてどうでもいい。むしろそこを排除したからこそ、この非現実な設定にもすんなりと入っていけた。だから、そのまま最後まで多くを語らなかったあの終わり方もあれでいいとオレは思う(ハッピーエンドかどうかはどっちでもいいとして)。変にもっともらしい理由やら意義やらを付けた所で、物語全体に漂う雰囲気が胡散臭くなりそうだし、この映画で描きたいテーマもブレると思う。
 物語前半の団結ムードから、行き詰ってだんだん人間の本性が見えてくる流れがおもろかったです。ただ、展開が予想の範囲内というか良くも悪くもキレイにまとまりすぎてる感があって意外性がもうちっと欲しかったような気もしました。それでも、このわかりやすいルールとアイデア(低予算)とセンスに脱帽しました。この映画の原型となった特典ショートムービーの『エレベーター』も素直におもろかったです。



リリイ・シュシュのすべて
【評価】 ★★★★★★★★★★ 10点
【総評】
 どんな話なのか何の予備知識もなしに借りてきたもんだから、『さわやかで切ない青春ストーリー』かなと思ってた予想を遥かに裏切られ、えらくダークな話にピュアっ子なボクは特に面食らいました。
 リリイって?エーテルって?いじめ、万引き、援助交際、レイプ、なんだよこれ不愉快だよもう見てらんない。いったい何が言いたいんだこの映画は!?ってな感じで、正直最初は「この映画オススメ出来ません」の烙印を押そうとしてました。それがどうだろう、レンタル屋に返すまでもう2回繰り返し見ることになろうとは。
 これは賛否がはっきり分かれるような作品だと思う。それも絶賛か酷評のどっちか。『14歳のリアル』というフレーズがキャッチコピーの作品だったみたいで、確かに、14歳のなんでもない日常を、それも「あれ?このシーンの意味は?」と思うようなシーンまでもをただ並べただけだと感じてもそれはそれで間違いではないと思う。残酷ないじめの描写や冗長で話の見えにくい展開にウンザリして観るのを辞めてもおかしくない。
 ただそれだけでは終わらない何かがこの映画にはある。残酷なシーンで流れる美しいピアノの曲が、田舎の美しい舞台が、これらのシーンをただただ暗いだけのものに終わらせていない。この岩井俊二監督は音と映像のセンスが抜群にいい。それも、それぞれのシーンを決して強調しているのではなくむしろ淡々と流しているように感じた。物語の、ここはこうだからああなってというような細かい流れなんてものはむしろ最初から無かったのかもしれない。こういうものだと。とある田園地帯のとある『14歳のリアル』は、こういう淡々として、それでいて切ないものだということを表していたのかもしれない。ここで、それぞれのシーンの細かい意味合いや物語全体の完成度を求めようとして観れば評価は極端に落ちる。そんな映画だと思った。

≪ ------ 以下ネタバレ ------≫
 個人的には、どうしようもない現実に対する津田の描写が見所だと思いました。特に、一万円札を踏み躙るあたりのシーンや、物語後半の、レイプされた翌日に登校した久野を見た津田のあの涙がすごく印象的でした。その後に起きたカイトの描写にも見事にやられた。あと、田園でのヘッドホン少年少女の絵も監督のセンスが光りまくり。
見方によっては★10点にも★6点にもなり得る不思議な魅力・深さを持った映画でした。ハマる人には相当ハマるんじゃないかコレ。



追記(09/17) (★8→★9)
あーなんだかんだでこの世界観にズッポシとハマっちゃってるわ。だってサントラがものすごく欲しいんですもの。今も引きずってしまってる映画という意味では、こりゃもう格上げすっるっきゃねーわな。


追記その2 (★9→★10)
結局、ヤフオクで初回版を落として久しぶりに観たのですが、やはりこの衝撃・描写は鳥肌モノ。とにかく、うまく言い表せられない何かに圧倒される。つーか、リリイシュシュワールドにどっぷり使ってエーテルとやらを感じてんじゃないかオレわ・・・。


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レビューではけっこう生意気言っちゃってますけど、オレは今まで映画に関してはジブリ系アニメしか知らないような人だからどうかとも思う人がいるかもしんない。でも映画っておもろいね、今頃気付いたよ。これから積極的に観ていこうと思う。


関連サイト
Lily holic (オフィシャルサイト?)
Lily Berry (ファンサイト)
リリイ・シュシュの世界観が気に入った人に。
リリイ・シュシュ本人も実在するみたいなんでオレはCDとサントラをチェキることにしよう。

 

 

 

若狭の海でギャルに熱視線を

若狭の海でギャルに熱視線を

04/08/15(Sun)

海に行ってきました。

水着ギャル

やっぱりいつものように野郎ばかりで乗り込んだわけですが、カーステレオガンガンでみんなでゴイステやらなんやらを大合唱したり、ボロボロになりながらの砂浜バレー大会&サッカー大会といった野郎ならではの楽しみ方で、野郎だらけの夏を充分に満喫出来ま・・・・



水着ギャル
「!!」


この日の出来事を日記上でわずか5行ぐらいでやっつけようかと思っていたとある男の、べビースターをつまむ手が急に止まった。そしてその目は、遠くのある一点を見つめて動かない。



その視線の先には、、、

水着ギャル
水着ギャルが!







水着ギャル
「・・・・・・。」







水着ギャル







水着ギャル
「・・・・・・・・・・・ヨシ。」


とまあ、小さなガッツポーズと共に遠目から楽しんでましたが、ホントはやっぱりもっと近くで楽しみたかったよなってことなんよね。いや、でもあれよ。別にそれだけが目的ってわけじゃなくて、そういうやらしいだけの意味合いじゃなくて、その先に何があるかという話でな、水着なんてホントはあってもなくてもどっちでもいいんだけど、でもなかったらなかったでヌーディストビーチみたいなことになってそれはそれで困るし、いやそういう問題じゃなくてだな、ほら例えば水着であるところの女の子がもし横に居たとするとだな、それはそれでもう水着×女の子ってことですごいことになってだな、前回登場した浴衣ガールも浴衣×女の子ってことでこれまたすごいにしてもまだ水着には敵わなくて、じゃあそれならこっちの組み合わせはどうだ。あ、それもいいね。こっちもいいね。もうどうでもいいね。って感じで結局何が言いたいのかわかんなくなってきたので、「女の子はいいね」ってことで決着したいと思います。以上。

 

 

 

花火の先に見えるモノ(後編)

花火の先に見えるモノ(後編)

04/08/08(Sun)

花火が始まる1時間前、オレはその場所に居た。そう、花火会場である淀川にだ。なんだかんだの末、いっしょに行く相手を見つけられたのだヤッホーイ!

40万人が集まるとさえ言われるこの広い会場の中から、とりわけいい位置を探し並んで腰を下ろす。ここからなら目の前で花火が楽しめる。隣に座っているR子(仮名)もこれから始まるイベントに心躍らせているみたいだ。

R子とは、大学のサークルで出合った同い年の女の子だ。
大学を卒業してすぐ実家の愛媛に帰ってしまったが、不思議とR子とのメールは今も長く続いている。そして、よく向こうの恋愛相談に乗ってあげたり、逆にこっちからの話を聞いてもらったりしているうちに、ずいぶんとお互いのことを知る仲になってしまった。

彼女が、大阪で仕事を決めて一人暮らしを始めたと聞いたのが花火大会当日の朝。今日は偶然その仕事が休みだと言うのでそれならばと花火に誘ってみたところ、二つ返事でOK。張り切って浴衣を着ていくとまで言う。そして今、オレの横にはそのR子が居る。こんな奇跡があるだろうか。

「ねぇねぇ、花火まだぁー?」
浴衣の裾をなおしながら愛らしい声でR子がオレに甘えてくる。

実は、彼女の恋愛相談を聞いているうちに、彼女がオレに気があるということにはうすうす感付いていた。話に出てくる男のイメージがオレにそっくり、というかオレでしかありえないのだ。他にも思い当たる点はいくつもあるし、ずっと彼氏を作らないでいるのも気になる。それでも、100パーセントの確信は無かったし変なことを言ってこの関係を崩したくもなかったので、あえてその事には触れてこなかった。

しかしそれにしても、久しぶりに見た彼女はとても素敵だ。
元々可愛かったが、しばらく見ない間にその可愛さはさらに磨かれたようだ。
昔のR子ならともかく今のR子となら、今までの友情関係を賭けてでも恋愛関係を築いていきたい。そう強く思わせる破壊力が、彼女の笑顔にはあった。

そう彼女を意識しだした途端に落ち着かなくなったオレは、目が合う度に彼女に落ちていくのがわかった。

そんな彼女が今、オレの隣に座っている。
そんな彼女が今、オレの隣に座っている。
そんな彼女が今、オレの隣に座っtうわなにをするやめろあwせdrftgyふじこlp;@・・・・。









・・・とまあ、こんな夢を見てたら、最後は誰かに邪魔されてENDってやつでした。
つい、いつものように甘い夢見ちまったよ。(つーか誰だよ愛媛のR子って)
現実はそんなに甘くねーんだよな、わかってるって。身をもって知ってるって。




だって現実は野郎3人で行ってきたんだもんな。


淀川花火大会
小雨が降ろうとも微動だにしなかった両脇の2人。わかる、わかるよその気持ち。
それにしてもなんだかさびしい絵だなオイ。。
(おまえらの名誉の為に素性は明かしせませんので安心してください)



「で、何時から始まんの?・・・え?2時間後? そんならオレもう帰ろかなー・・・」
同行者のテンションはずっと地を這ったままだった。
目の前を次々と横切る人の流れをじっと見ながら動かない。

「おいおい、アレ見てみろよ。あいつら男4人で来てるぜ。ハハハ、オレ達の勝ちだよな・・。」
「・・・ばかやろう。この場合どっちも負けなんだよ・・」


オレのトークも空回り、それ以来ろくな会話もしないまま、ビールの空き缶だけが増えていった・・・。


許せ、友よ。仕方がなかったんだ。
誰からも約束を取り付けらなかったオレは、こうでもしないとこの場に来れなかった。そして、無理矢理にでも説得しないとおまえらはついてこなかった。そうだろ?でも野郎だけで来てもそこそこ楽しめるって。なァ。

「野郎ばかりで花火に行く気か?マジで?」

「花火は女の子と見に行くもんだ」と言ってきかないおまえは、オレが誘いの電話を掛けた時、まずそう聞いたよな?

「えーと、うん。まー、一応、設定は『女の子連れで』ってことになってるんで・・」
「いや、設定がそうなってるって言われても知らねぇよ。」
「じゃあほら、こういうのは?女の子3人グループを見つけてずっとその後ろにピッタリくっついていくの。これなら傍目からはカップルが3組みたいなことになって、絵的にはOKやって!」
「絵的にはOKかもしれんけど、その前に人としてNGだろそれじゃ」
「・・・じゃ、現地調達でいくか!」


つい勢いでオレも元気よくそう答えましたけど。
女の子を現地で調達だとか、そんなことオレ達・ヘナチンボーイズには到底無理なことだっていうのは百も承知だっつの。

・・・とか思ってたんですが。

淀川花火大会

・・来た!





こうして、ぼくたちの、熱い夏が、始まった。


淀川花火大会

知らない女の子と肩を並べて見る花火はいつもとは違いどこか新鮮で

淀川花火大会

ぼくらは、まるで昔からの恋人同士かのように、

淀川花火大会

手をつないうわなにをするやめろあwせdrftgyふじこlp;@・・・・。





・・・やっべ、まただわ。また逝きそうになった。末期症状かな・・。

まーでも、やっぱ目の前で見る花火は違うわなァ。ステキング。野郎ばっかだったけれどもオレは素直に来て良かったと思ったよ。最初、駅の改札前で集合した時には、周りの浴衣カップル達に耐え切れなくなって、そのまま逆方向のゲーセンに行こうとする輩もいましたけど、やっぱ来て良かったでしょ?来年までにまたがんばればいいじゃないか。はい、ハッピーエンド。オレ達の勝ち。そうやって無理にでも納得しねーとやってらんねーよな。



p.s.
結局なにが見えたかっていうと幻覚が見えてたみたいですね。てへ。

 

 

 

花火の先に見えるモノ(中編)

花火の先に見えるモノ(中編)

04/08/05(Tur)

18歳の女の子にとって、異性と2人で花火を見に行くというのは
どのくらい大きなイベントなんだろう?
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というような問い掛けに対して、オレの辞書の薄っぺらい乙女心に関するページを探りながら、オレは肩を落としていた。あるいは、リングにタオルを投げようとしていた。

誘った18歳がその日はバイトで無理だということで早くも行き詰ってしまったのだ。同じ繋がりのもう一人の子(18)も「3人でなら行くけどあの子が無理で2人かぁ・・・・ウーン・・・・。」という感じで断られ、当初の思惑・予定していたサクセスストーリーも泡と消えた。

ちくしょう。
予定通りにコトが進めば、花火に映されたふたつの影はやがてひとつになるはずだったのに・・・・。

かたやA君はというと、なんと同じバイト先の女の子を誘ってPL花火に行ってきたばかりという。(このやろう)

「ホント一瞬昼間になったかと思うほどすごかったー(^^)」

ヤツのコメントが必要以上にオレを刺激する。
ちくしょう。。。オレも見に行きたい。

どうしよう、このまま相手が見つからなけりゃ花火に行くことは出来ない。そうなると休みの予定が何もなくなってしまう。せっかくの休みだからと髪を切りに行ったとしても、店員の「今日この後、淀川花火大会とか行かれるんですか〜?(ニヤニヤ)」等のウザい質問攻めにあって逆にそいつをバリカンでカリアゲてしまいかねない。それはマズい。

どうしよう。
いっそのこと一人で行くか。いやダメだ。それだけはダメだ。地雷原に裸で突っ込むようなものだ。例え会場の淀川についたとしても周りのカップルが放つ雰囲気に耐え切れず、ショーを迎えるその前にそのまま淀川にダイブしてしまう危険性もある。それもマズい。

それでも花火は見たい。あの子とは無理だとわかっても花火を純粋に楽しみたい。だからといって野郎同士で行くのもどうだろう。いやそれ以前に呼びかけても誰もついてきそうにない。ヨシ、こうなったらダメ元で比較的仲のいい他の女の子にも当たってみるか。

そこからのオレは早かった。

狭く限られたケータイのネットワークを駆使し、素早くメールを送り込んでいく。また、同じバイトの子が花火に行くと聞けば、「オレも連れてってくれよォ」とせがんだりもした。その姿は非常に見苦しかった(証言多数・後でその子には謝った)が、そのスピード・行動力だけは評価に値した。

だがしかし、断られるのも早かった。

「淀川花火行かない?」 → 「仕事やから無理。そして寝る。おやすみ」
「いっしょに花火見に行かない?」 → 「その日は仕事やねん。そんなことよりはやくカノジョつくりーよ」


そうだよな、この日は火曜、つまり平日なんだ。
こんなにことごとく断られるのも無理はない。
みんな仕事で忙しい、『オレだから』断ったわけじゃないんだ。
それに「当日の天気予報は雨」というマイナス要因も重なっただけだ。

とはいっても結局、かすかな希望を乗せて飛び立ったすべてのメール達は(といっても数通ですけど)、「NO」というメッセージと共に返ってきた現実は何も変わらない。。

誰も捕まらないまま迎えた花火大会前日の夜。
オレは後輩宅のベランダでラーメンをすすっていた。

「あれ?このラーメン、しょうゆ味って書いてあるのに塩の味がするぞ。おっかしーなァハハハァ。」

なんてことをつぶやきながら、早くも夏の終わりを噛み締めるかのようなオレ・・・・。

「ちっくしょう・・・。どうせなら台風でも直撃して花火大会なんて中止になればいいんだよばーか・・・」

負け犬の遠吠えが、夜の闇にコダマする・・・・。


だがしかし、この男の目はまだ完全には死んではいなかった。
彼には禁じ手とも言える最終手段が残されていたからだった。

「こうなったらあの手しかない、フフフ・・・」

不気味にそうつぶやくと男は再びケータイを強く握りしめた。



つづく。

 

 

 

花火の先に見えるモノ(前編)

花火の先に見えるモノ(前編)

04/08/03(Tue)

「別にすべての女にモテなくたっていいんですよ!
 特別な、たった一人の女にモテさえすればそれで・・・」

「いやいやあのな、それがすごく難しいんだって・・・・。
 だいたい女にモテるってのはだな・・・・」


と激しく討論を交わす、ラブホをチャリで横切る野郎2人がうつむき加減で。
(共に彼女ナシ)
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もう、すっかり夏ですね。そして花火の季節っすね。

ここ大阪では、8/1にPL花火大会が、8/3には淀川花火大会という大きな花火イベントが予定されていました。

「花火を見に行かなきゃオレの夏は始まらないんだ・・・。」

何かに取り憑かれたようにそう繰り返す男が、ここには居た。
彼は家とバイトを往復する日々をどうにかしたかった。その為に、でっかい花火を見たかった。そして、何かを感じたかった。夏を始めたかった。

でも、『花火を見に行く』といっても、野郎オンリーで行くのもいかがなものだろーか。むしろ負け組じゃねーのかと。彼はそうも思いました。

「夏を始める」とか、カッコつけて言ってますけど結局はこれなんすよ。結局、女の子と行ってこその花火大会だろーよなァそうだろ、ということをこの男は言いたいんですよ。

ということで今回のテーマは、そんな話で盛り上がっちゃった冒頭の2人が花火大会に挑むお話です。

まー、冒頭の2人といっても片方はオレで、もう片方は後輩で仮にA君として話を続けていきますけど、オレはこのA君には、かつてのオレと同じ匂いを感じずにはいられないんで、過去のオレを乗り越えるという意味で、変にライバル視してしまうことがあるんです。

この間も、A君宅で夏対策としてなにげに始めた腕立て伏せを気付いたら彼と並んで対決したし、2人とも30回足らずで力尽きるし、なんだおまえら。
でまあ、A君が『花火ぴあ』を買えば、すかさずオレもそれをとりあえずコピーしたり、といった微妙な、ホントに微妙なライバル心を一方的に抱いていました。

そんな2人でしたけど、この花火大会に懸ける想いはそれなりにありました。

まだ誰ともアポを取っていない状態なのにバイトシフト表の花火大会の日にはしっかり×印を刻んだ彼ら2人。さあ、はたして彼らはそれぞれ女の子と花火を見に行くことが出来たのでしょうか――――。


まあ要するに、オレは例の18のコにお誘いメールを発射したってことですよ。



つづく。


 

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