GOING STEADY 峯田和伸

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2004年 9月のイキザマ
寂しい背中が語る意味

寂しい背中が語る意味

04/09/30(Thu)

男が一人、台風21号の風を受けながら寂しげにたたずんでいた。





彼はこの日、友人に教えてもらったばかりの『胸キュンスポット』の下見に来ていた。胸キュンスポットとは、いわゆる「そこに女の子を連れて行けばと喜びそうな場所」であり、彼曰く「こういうところを抑えていくことでオトコレベルを上げていこーぜオイ」とのこと。

インドア派の彼が少しずつアウトドアの知識を取り込んでゆく―――― それは彼に少しずつ自信を与えていく行為でもあった。またいつかドライブがてらこの場所に女の子と来る日を夢見て、そしていつの日か車の後部座席を倒すことを夢見て、彼は静かに夜景を見下ろしていたのだった。

だが今夜の彼に限っては、そんな妄想中のやらしい表情などはどこにも見られなかった。目の前に路中してあるカップルのラブワゴンを妬んでいるにしてはどこか曇った表情で、ため息のひとつやふたつも聞こえてきそうな、そんな寂しげな空気を漂わせていた。

「メールが返ってこない・・・。」

ケータイの画面を見ながら彼はそう小さくつぶやいた。

彼がメールの着信を必要以上に気にする時というのは2パターンしかなく、自身の誕生日か、それとも気になる女の子からの返事待ちの時かのどちらかに決まっている。当然、今は後者の場合しか考えられないので、恐らくこれは、彼の送った「メシでも食いに行こーぜ」的なメールの返信がまだ来ないことに対しての不安の表れであろう。

しかし、この寂しい背中が意味する事はたったそれだけの事だろうか。そういえば彼は、「最近ずっと、自分に自信が持てずにいる」との発言を友人に漏らしていたという。目の前の就職活動から目を背け、惰性のまま調理のバイトを続けている。これではダメだと、逃げちゃダメだと。でもそんな事はわかってるんだ。でも、、でも、、みたいなそんな意味もこの背中には込められているのかもしれない。


それかただ単に、「うわ『STAND UP!!』の再放送予約すんの忘れてたやべー」なのかもしれませんね。その線だとすると、メールは友達にビデオ予約を頼むメールだったということも考えられます。普段テレビっ子ではない彼が、ここ何年かのドラマで興味を持って見たのはこの『STAND UP!!』と『踊る大捜査線』しかないみたいだから、こっちの説の方が有力かもしんない。

そうなるともう背中が語る意味とか、もはやどうでもいいすね。勝手にやってろって感じ。はいごめんなさい、もう寝ます。

 

 

 

GOING STEADY 峯田和伸を拝む

GOING STEADY 峯田和伸を拝む

04/09/23(Thu)

『SET YOU FREE TOUR 2004』 in ベイサイドジェニー

ベイサイドジェニー

というわけで、同じゴイステファンの後輩とイベントに行ってきました。

GOING STEADY』といえばオレの心を鷲掴んで離さないことでおなじみのバンドグループなんだけど、その中心人物・峯田和伸っていうのがもうホントに熱い男で、ライブDVDで見た彼のその狂った姿にそりゃあもう何度心奪われたかってな話ですよ。だから言うなれば、もう彼の、ミネタの為にチケット買ったようなもんです。

で、そのミネタ率いるGOING STEADYが解散してまた再結成したのが『銀杏BOYZ』で、今回のイベントではその銀杏BOYZと、サンボマスター・フラワーカンパニーズ・メガマサヒデ・LAUGHHIN' NOSEの5組が登場することになってました。

オレは正直、他の4組に関してはまったく知らず、かろうじでサンボマスターの『美しき人間の日々』を知ってるぐらいの人だったんでわりとノーマークだったんですけど、彼らも彼らでなかなかやってくれました。

メガマサヒデが熱唱し、おっさんバンドLAUGHHIN' NOSEがロックンロールし、フラワーカンパニーズとサンボマスターが会場をノリノリにしてくれます。そうなるともうスタンディング前列は当然のようにダイブやらモッシュやらでワッショイワッショイてな感じになってて、でもそんな彼らの若さに着いていけなかったボクらは2階席からその様子を見てましたけども、その熱気は十分に伝わってきました。特に、曲名は知らないけどフラワーカンパニーズの、なんか阿波踊りみたいな振り付けの曲と、「生きてーてー良かったー、生きてーてー良かったー」ってサビの曲の時の場内の一体感がすんごく良かった。あー、これがライブの醍醐味かーって。おかげでこの2曲がすごく気に入ったというわけです。(誰か曲名知ってたらおしえてください)

そして時間は前後しますけど、遂に銀杏BOYZが登場。ミネタは相変わらずといった感じの半裸で登場。この時はボクらもスタンディング席にいたんだけど、このミネタが登場しただけでもう客席はワッショイ寸前までいくんだからホント彼の人気はすごい。

ゴイステ
一応、写真撮影禁止の為、ミネタを間近で捕えられそうだったけどしませんでしたすいません。その代わりと言っちゃあなんですが、新メンバーのチン中村を捕えました。短パンでマルコメ。ステキ。


まずは、「お前らの中に住んでるバケモノを解放しろ」と言わんばかりのMCでスタートし、それから『若者たち』『YOU & I VS.THE WORLD』といったゴイステ時代の曲で客席を沸かしてくれました。それから急にメインの照明が落ちたかと思ったら、ミネタを残して他のメンバーが舞台から外れてのMCが始まりました。

その内容はこの日のミネタの日記ブログにもそのまま書いてあるんだけど、1年前のライブの時にファンの女の子のカメラを取り上げて地面に叩き壊してしまったというエピソードを後悔とともに話してくれた。なんて馬鹿なことをしたんだと。オレはなんて馬鹿野郎なんだと。謝りたい。彼女達に心から謝りたい。そう思って引き返した時にはもうその場所に彼女達は居なかったんだ・・・・。こんな話をボクらはみんな無言で真面目に聞いていた。その間もずっとミネタは半裸のままだ。でも彼のその訴えかけるようなトークにボクらはみんな真剣に聞き入っていた。そしてその流れのままでの弾き語り。これが実に素晴らしかった。「回る〜、回る〜、ぐるぐる回る〜、朝まで踊る〜、悪魔と踊る〜」みたいなフレーズがしばらく頭から離れないくらい良かった。まさにミネタ節炸裂。やっぱカッコイイわこの人。ますますチェケラッチョで行きたいなと思いました。

そんなこんなで、激しいのあり、心に響くのありでいろいろと楽しめたイベントでした。それに元気も頂けました。やっぱこういう音楽イベントっていいもんだ。余韻に浸りながら食らう牛丼とあったかい味噌汁はいつもより一層おいしく頂けましたとさ。



★p.s.
あ、そうそう。
この日のミネタの日記ブログに登場する『23歳童貞男子』はボクじゃありませんのであしからず。ボクであってボクでないのであしからず。

 

 

 

レビュー『ジョゼと虎と魚たち』

レビュー『ジョゼと虎と魚たち』

04/09/16(Thu)

ジョゼと虎と魚たち
【評価】 ★★★★★★☆☆☆☆ 6点
【公式サイト】 http://jozeetora.com/index_f.html
【総評】
 今まで邦画ってのをあまり見たことがなかったんで傾向としてわからなかったんだけども、物語の起伏があまりない『とある日常』を描いているだけの話っていうのが、邦画の在り方として成り立ってることに段々気付き始めてきた。『起伏のない』っていうのは単純に『つまらない』って意味ではなくて、『漫画みたく現実離れした急展開がない』って意味で、最初から最後まで淡々とした一連の流れがあって、そのまま別にオチもつけずにそのまま終わって、「さあおまえはどう感じた?」みたいなそういう種類の映画なんじゃないかという意味であるので、別にマイナスなイメージを言ってるわけじゃあないですけど。
  ただそれにしても、なかなか劇的急展開があるわけじゃない『とある日常』を描いているわけだから、短所として退屈だとも感じ易いし、最後まで見ても「結局、何が言いたいわけ?」という人がいてもおかしくない。それでも、淡白な展開の中でその良さを感じることが出来れば、その『日常』はとことん味わい深いものに感じるんだろうと。今作『ジョゼと虎と魚たち』はそういう種類の映画だ思う。そして、『リリイ・シュシュのすべて』もそういう映画でした。でもその2つを比べてみると、『ジョゼ』を観終わった後の余韻はやはり『リリイ・シュシュ』のそれに遠く及ぶことはありませんでした。
 とまあ前置きがずいぶん長くなりましたけど、結局この恋愛ストーリーにそこまでの良さを感じれたかと言われれば、オレにとっては★6点程度のものでした。だってそりゃオマエ、一人前のちゃんとした恋愛をしたこともねー男が、恋愛における微妙な表現とか感じとれるかっての。いやそりゃ、例えばあの涙は多分こういうことだろうなーっていうのはわかるよ。でもそれは、オレの経験には無いものだったりするんで、形式上わかるけど心では理解出来ないというかなんというか。だからそういう意味では、もうちっとオレが恋愛面で経験を積んでから観れば同じシーンでも心に響く重みも違ってくるだろうし、また評価も変わってくるかもしれませんねってことなんす。
 ★6点だからってつまらないと言ってるわけじゃあないんです。むしろラスト10分あたりは結構好きです。このまま幸せが続くのかと思わせといてのあの終わり方は、ハッピーではないけれども「らしい」終わり方だったんで苦しくはありませんでした。でもそれは直前のホテルシーンでのジョゼのセリフが生きてるからなんですけどね。あのセリフは、この2時間の話をそのまま表しているかのような名セリフでした。それから、ジョゼのラストシーンの表情もナイスショットでした。あージョゼはいろんな意味で強い女なんだなって・・。そこらへんは十分評価出来るところ。
 それにしてもこのジョゼ演じる池脇千鶴の演技はいい味出してました。ついでに途中でいい乳も出してました。つーか、この映画って必要以上に男女のカラミが出てくんのな。数々のセックスシーン・ディープキスシーンを前にして、ボクラ鑑賞中の独り身ボーイズ2人は、「なんだこれ」といったご様子で妻夫木を嫉妬する始末でしたけれでも、それでも、池脇千鶴が脱いじゃったりするシーンがくると「あらららら」といった感じで堪能されておりました。うーん、でもそんなにこういうシーンはいらないんじゃないかなァなんて思ってみたり。
 あ、そうそう。DVD特典として監督と妻夫木と池脇千鶴によるコメンタリーも聞けるようになってたんですけど、「それなら妻夫木と池脇千鶴のディープキスシーンとかでこの2人はどんなこと言ってるんだろ」って思って聞いたら、そのシーンで池脇千鶴が「妻夫木クンの腕の筋肉がセクシー」みたいなこと言ってたんで、まー、それを聞いた2人は早速腕立て伏せをしたとかしなかったとかで、オレら2人にとってはまだそれぐらいの映画だったのかもしれませんね、という事実がこの★6点に現れています。

 

 

 

レビュー『着信アリ』『28日後...』

レビュー『着信アリ』『28日後...

04/09/13(Mon)

着信アリ
【評価】 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 4点
【公式サイト】 http://www.chakuari.jp/web/
【総評】
 4人で観てたからかもしれないけど音にビビらされたぐらいで怖くはありませんでした。
 恐怖っていうのは、『ゾンビが襲ってくる』などの直接的恐怖と、襲ってはこないけど心霊現象が起こったりする間接的恐怖(とそれによる心理的恐怖)に大別できて、本当に怖いのは後者だと思うのね。ゲームのバイオハザードでも、何が潜んでるかわからない部屋の扉を開けるシーンは手に汗握りながらで怖いけど、実際ゾンビが居るのがわかったら逆に安心して冷静に銃口を向けれるような感じというか。
 今作の場合、死の予告着信っていう間接的恐怖もアイデアとしてはいいけどそれだけの演出じゃまだパンチが弱いと思ったし、実際に襲われる時の描写もなんというか安っぽくて怖くなかった。(あ、最初の犠牲者はナイス死に様でした)。要するに両方イマイチでしたってこと。ホラーっていうのは怖がらせ方がある一定のラインを超えちゃうと一気に冷めちゃうもんなんで、後半の病院のシーンでも「なんだこりゃ」って感じになっちゃいました。それと、怨霊による、それまでの一般キャストの犠牲者への非情な襲い方と主演の柴咲コウに対しての焦らすような緩いあの襲い方の違いは何ですか?そりゃ扱いも違うし主人公だからっていうのもあるけど、そういうのを感じさせないつくりにしてほしかった。
≪ ----- 以下ネタバレ ----- ≫
 怨霊の正体に関しても2段オチかしんないけどどうも腑に落ちませんでした。じゃあなんで病院のアイツは襲ってくんだよなァオイってね。それに、あそこまで人を無差別に殺すほどの理由も見つからなかった。あと、誰かが言ってた「人の数だけ空がある」のメッセージの意味もわかんなかった。タイミング的にもあの場面に関係あるの?それとも『黄泉がえり』みたく柴咲コウの新曲のプロモーション?だとしたら相当萎える。
 ストーリーに関しては『虐待されて育った子が親になっても我が子に虐待する』という虐待がテーマになってるみたいで、ラストシーンの捉え方も『柴咲コウは姉霊に乗り移られていて、あのシーンは妹にしてたこと(包丁と飴)を堤真一に対象を変えてしている』という解釈をネットの他の人の意見を見て、あーなるほどなーってなったのでそこは評価したいと思います。でもそれならなぜ、さわやかな青空で締めくくってハッピーエンドみたく終わったんだろうか・・?




28日後...
【評価】 ★★★★★★☆☆☆☆
【関連サイト】 http://www.foxjapan.com/movies/28dayslater/main.html
【総評】
 これ途中まで『ドーン・オブ・ザ・デッド』かと思って観てました。なんか自分以外街中大感染ってイメージが一緒なんで。で、これをそういう純粋なホラーだと思って構えて観てたんですよ。だから終盤辺りになって、そういう映画じゃないことがわかった途端につまんなくなってしまいました。
 中盤までの流れは非常に良かった。特に冒頭の、病院から出ると街には人が一人もいないシーンはよくあそこまでやれたと思う、素晴らしい。それに、生き残るためには感染した仲間をもためらわずに殺さなくちゃならないという非情なルール・世界観もうまく伝わってきた。でも監督が作りたかったのはそんなバイオハザード路線のものではなかったのだろう、中盤から物語のテーマ事体も大きく変わってしまう。つまり、感染野郎共の存在が設定ランクにまで下がり、本来描きたかったテーマが物語の中心となってくる。このテーマが物語前半のインパクトを超えればこの映画は傑作となったかもしれないだろうが、どうも自分的には肩透かしを喰らうカタチとなってしまった。残念ながらその落差がこの評価に現れた。そんなわけで『ドーン・オブ・ザ・デッド』を期待して待つことにでもします。
  なんかマイナーなキャストで登場キャラの個性も薄かったみたいだったけど、逆にそれが誰が死ぬかわからない(主人公の男でさえも)みたいなことに繋がってたのはプラスだったのではないかと思いました。
 

 

 

 

乙女チックな23歳男子

乙女チックな23歳男子

04/09/09(Tur)

地震が来た時って家の中に居た方が安全なの?それとも外に出た方が安全なの?オレは、家が崩れたら危ないってのがあるから、外に出た方が安全だと思ってる人なのよね。

で、ほらこの前、ここ大阪でも震度3の地震が2,3回あったじゃないすか?オレちょうどその時、腹へってて台所でカレーよそってる時だったんすよ。で、うわ地震だカレー危ない、ってなってそんな状況でどうしたらいいかわかんなくて、とりあえず本能のままに行動したら、カレー持ったまま外にパンツ姿で出てる自分がそこにいましたけど、みなさんは地震の時いかがお過ごしだったでしょうか。正しい避難の方法をおしえてください。

まーそれはさておき。
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嗚呼、帰りたい帰りたい。あの日に帰りたい。

いやあのね、先日高校の体育祭を見に行ったんですよ。そしたらもー、みんな若いのなんの元気のなんのでとても輝いてやがんの。いいよなー。応援だのなんなので踊ったりしてる彼らを見てると、当時の自分を思い出しちゃったりして軽く後悔しちゃうね。あー、あの時オレもハッスルしときゃあ良かったなと。

オレなんて、全校生徒の中でも一番最初に校門出て帰っちゃうようなどうしようもないダメっぷりを発揮してたもんだから、ほんと彼らがうらやましくてうらやましくて。あー高校の時に恋愛とかしたかったなーもっとオモテに出てりゃあ良かったなーなんて、そんなことを思いながら当時の仲間と一緒に見回ってました。あーいいわー、年下かわいいわーって言いながら。

そりゃおめーそんな流れなら、当然こいつら女子高校生達にも憧れるってなもんでしょうが。というか、それくらいの年下に憧れたっておかしくねーよな。高校時代のダメっぷりがある種のコンプレックスとなってた昨今までだったら、例えそう思ったとしても、ただそう思うだけで終わってました。ですが、最近ではバイトの女の子に「シナチクさんって、高校の時クラブは軽音っぽいですよね」というアクティブなイメージにもようやく一票入るようになりました。かつては「バリバリの帰宅部」「卓球部の、それも幽霊部員」という票が全体の8割を占めていたオレでしたが、今ならなにかしらのアクションは起こせる、そんな気にもなってきやがりました。

「ヨシ、あのコに電話だ。」

というわけで先日、例のターゲット(18)の住む町に住む友人宅におじゃましてきました。それもあからさまにその友人と会う目的ではなくて、あくまでもその町に住んでるターゲットとコンタクトが取りたいとのことで。

緊張するあまり友人のフトンを股間に挟みながらモジモジすること15分(なんて乙女チックなんだ)、友人がかけてくれたファンキーミュージックのノリにまかせてようやくケータイ発信出来ました。

「今さー、偶然にも○○町に来てんねやんかー。で、せっかくやから会えへんかなーと思ってさ・・・」

いつもの『偶然を装った自然な流れ』を演出するも、相手は翌日再試験とのことで会えないとのこと。残念がるオレに、さらに友人が盛り上げるためにBGMボリュームアップという音響ミスも重なって、オレのトークのリズムも狂い始めてきました。なんとか挽回しようと、冒頭の地震にまつわる事件簿をさりげなくトークに織り交ぜようとするも不発、オレの話術と音響係の技術に課題を残すかたちでゲームセットとなりました。

それでもギリセーフでいい感じのトークも出来たんでまあヨシとすっかって感じになりました。再来週あたりに、また偶然を装って行こうと思います。あーオレってなんて乙女チックー。

 

 

 

レビュー『踊る大捜査線2』『CUBE2』

レビュー『踊る大捜査線2』『CUBE2』

04/09/04(Sat)

踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 
【評価】 ★★★★★★★☆☆☆ 7点
【公式サイト】 http://www.odoru.com/main.html
【総評】 (ネタバレ含む)
 まず最初に断っておきたいのが、オレはこのシリーズのファンで例えあんまり大したシナリオでなくても登場人物のやりとりとかを見てるだけで結構楽しめる人なんで、今回の評価は大甘ちゃんになっちゃったかもってことです。
 この映画はあんまり難しいこと考えずに観て頂きたい。むしろ何も考えずに観てもらった方が楽しめる。だってあり得ないでしょ、お台場で殺人事件が起こったから犯人閉じ込めるためにレインボーブリッジ封鎖て。それもテロぐらい大きな話になれば別だけど、あれぐらいの犯人じゃあ、ああまでなりませんよ普通。それに、秘密特殊部隊SATかSITかSUTかわかりませんが、あいつらもイマイチ頼りなかったし、あの嫌な女指揮官の露骨なまでの嫌味っぷり&ダメっぷり、あれもちょっちやり過ぎかなとも思いました。(でもそういうわかりやすいキャラなんだという意味では良かったのかもしれませんけども) 反対に、岡村のエピソードはあんまいらないとさえ思いました。耳栓もなんかの伏線かと思ったのに・・・。あれれ、けっこう突っ込みどころあるな・・・。
 それでもなんだかんだで純粋に楽しめたのは、やはり登場人物への愛着があるからなんすかね。それぞれを詳しくは書きませんけどみんな相変わらず良い味出してるよなぁって(恩田すみれさんがすき)。やっぱ、おっさんがカッコイイシーンてのはいいよね。若造のカッコ良さとはまた違った魅力があります。あと、音楽とかの演出もシーンを盛り上げてくれてステキでした。お台場封鎖のシーンなんて、大好きな『エヴァのヤシマ作戦のシーン』をなぜか思い出して興奮させてくれました。オープニングもカッチョ良かった。
 でもまーそれでも、犯人をもっと練りこんで欲しかったなーって、もっと手強くしてほしかったなーってのは強く思いますけどね。この作品のテーマが犯人とのバトルではなくて、別の所にあるのはわかるんですけど、それにしても犯人の設定の薄さは気になりました。女指揮官を引きずり降ろして室井さんが小走りになる段階でもう既に勝負がついた感はあったけど、もう最後には犯人逮捕がおまけ扱いされてるもんな・・。




CUBE2

【評価】 ★★★★★☆☆☆☆☆ 5点
【関連サイト】 http://www.movies.co.jp/cube2/
【総評】
 前作『CUBE』が面白かったんでつい勢いで借りたんだけど、うーん、やっぱこうなっちゃうかー。『CUBE2』ってタイトルだけど、これは正確には続編じゃなかったね。ただキューブ迷路のアイデアはそのままに別の話を乗っけましたって感じ。監督も違うしね。
 で、今回なんだけど、前作ではあえて触れなかったキューブに関する謎の組織が登場します。こういうのを後付けすれば、そりゃ『CUBE』の世界は広がっていくだろうけど、それが奏功するのはあくまでもうまくまとめられた場合の話。この作品では、それによって生じる、「なぜその組織によって閉じ込められたのか?」「なぜこのメンバーなのか?」「黒幕の目的は?」などの謎も、うまく描かなきゃなんないはずなのに、どうもそこらへんの動機付けが弱く消化不良になってます。キューブの製作に部分的にでも関わった奴は閉じ込められんの?キューブの存在すら知らない元社員も?それだけじゃ弱すぎるよ。それに、最後のオチを見て「ああ、そういう話だったのね」ってのはわかったけど、じゃあそれを前提に考えれば「なぜにこのメンツなのか」の説明がいかねーんじゃねーのってなりました。う〜ん・・。
≪ ----- 以下ネタバレ ----- ≫
 CUBE2になって、キューブ迷路自体の構造も変わりました。なんかえらくハイテクになってます。ハイテク過ぎてリアリティゼロの世界。「四次元立方体」とか言って普通の立方体(三次元)に時間の概念がプラスされて四次元って事みたい。だから時間差でもう一人の自分に会ったりする。なんだそりゃ。それに罠だって、CGのなんだかわからないカミソリ状の物体とかになってる。なんだありゃ。もっと原始的な針とか硫酸とかの方が怖さも伝わると思うんだけどなぁ。でもまー監督は、そんな4次元立方体上でのサバイバルをこの映画で見せたかったと思うんでそこらへんは置いといてもいいか。(イマイチだったけど)
 前作『CUBE』のノリで期待して観ても余計イマイチさを感じる作品だけど、でもやっぱキューブ型迷路っていう舞台設定は面白いと思った。

 

 

 

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