■ミスト
【評価】 ★★★★★★★★☆☆ 8点
【公式サイト】 http://www.mistmovie.jp/


「全方位を霧で包まれたスーパーマーケット」
「霧の中には恐ろしい何かが潜んでいる」

な予告映像をどっかで見て、「設定がわかりやすくておもろそうだなー」と思ったので借りてきました。

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何年か前に、スーパーを囲むのが霧ではなくゾンビってのも観たことあったけど(レビュー『ドーン・オブ・ザ・デッド』)、そういう舞台設定/ルールがシンプルなのは、小難しこと考えずに劇中に入り込んでいけるから好き。

そうやって、「あれ?これただの霧じゃねえよやっべぇ!」みたいに騒然となってるスーパー内部に難なく入り込むことに成功したオレなんだけど、どうやら『未知の生命体とのサバイバル』と、生き残るために協力しなきゃいけないハズの店内で『疑心暗鬼な内部分裂』が発生!どーすんの!?オレならこの場合どうすんのよ?みたいな展開がスリリングで面白かったです。

ちなみにね、もしオレがこの場に居たらね、あれっすよ、危険を省みず戦っていく主人公とかとですね、一枚壁を隔てた安全な場所で待機してる。ロッカーの中とか。多分そうする。だって怖いに決まってンだろ。

今から7年前の成人式の日にもね、ほら、新成人の中には調子に乗っちゃって他グループにケンカ売ったりするやつとか出てくるじゃん。そういう人達がこっちのグループにちょっかい掛けてきたんだけど、その時なんてオレすごい速かったよ。いや、パンチのスピードじゃなくて、コンビニに逃げ込むスピード。安全な場所でコトの成り行き見てた。まあその後すぐ相手サイドがKOされたんだけど、全てが片付くのをガラス越しに確認してからドアをシャッと開けて出てきた時のオレを見つめる、あの時のみんなのあの眼差しはね、あれは今でも忘れない。。みんな、ごめんて。。

つーか別にオレの駄目エピソードを紹介するコーナーじゃないんでこれぐらいにしときますけど、要するに何が言いたかったかというと、映画の展開もそんぐらい大変な状況に追い込まれていくってことっすよ。

まーそういうわけで、えーと、ああそうそう、パッケージに「衝撃のラスト15分」みたいな謳い文句も書いてあったんだけど、オレは確かに衝撃を受けましたし、詳しくは書かないですけれどああいう持って行き方に賛否あるのはわかるんだけど、オレは「その手を使っても良い/許可する」みたいな状態にまでストーリーと世界観を最後まで丁寧に引っ張ってこれたからこそ成り立つラストの衝撃だと思うのです。

これを例えば別の映画でも同じように使ったとしても、それを納得させるまでの土壌がなければ「なにやってんだー」とか「あほかー」て一蹴されてしまうと思う。そこらへん、この映画は上手かったなと、僕は思いました。


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あと、レビューとはあんまり関係ないんだけれど、
本家アメリカ版と日本版の劇場予告ムービーの編集の違いが興味深いですね。

アメリカ版では、もうある程度「霧の中に潜む何か」の正体も明かしていてサバイバル的な映像を繋いで煽ってるんだけど、日本版はそれすらも霧に包んでてまだ『未知の存在』な扱いとして見せてるとこ。

どっちの方が映画館に人を運べるんだろうね。