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白良浜

和歌山県・白浜の海に行ってきた。

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「夏といえばやっぱ海だろ!行こうぜ!」

海どころか、家にある水着が中学の頃のケツ部分が極薄のやつしかないというインドアなオレでも、たまにはこういうことを言うんです。そんで、仲間内にそう提案したまま直前まで忘れているんです。

でもそれじゃあまずいので、8月もあと残り一週間を切った頃になってようやくプランを練るため、友に電話します。

「日帰り?それともどっかに泊まる?」

「いやーどうやろ、今からやったら宿は取れんかもしれんなあ。」

「そっかー、、、、あ!こういうのはどう?ラブのホテルに泊まるってのは。これやったら予約しなくてもいいし、海沿いに乱立してるんちゃうか?しかも人数で割ったら安い。」

「うわ、それいいかも!一応、男4女2で行く予定やから、受付のおばちゃんに『あの、ボク達ワタシ達は乱交プレイヤーズなんです』って言えばもしかして入れるかもしれんよね!リアルならかなりきついけどさ。」

「オレ、ラブホ行った事ないから、これっていい予習なるんちゃうん?このボタンを押すと・・・あ!台が回り始めた!みたいなのとかさ、いや知らねーけど巨大な貝殻の装置ががが!とかあるんかな?なあ、みんなで三角木馬に乗って遊ぼうぜオイ!」

「ちょwwwおまwwww興奮しすぎ。でもそんなんあったら楽しそうやね、調べといてよ。」


というわけで、さっそく会社の昼休みを利用してネットでラブホ検索をするオレが。
ディレクターさんがメシ食う間も惜しんで仕事している横で、
「条件を指定してください→人数:3人以上」とかやってるとなんだか死にたくなってきました。

自宅に帰っても引き続き「○○にゃんこ」みたいな検索結果ページを開きながら死んでいると、別の友から電話が。どうやら、じゃらん.netという便利なサイトがあるとのこと。そうだよじゃらんがあったよ!というわけで無事に普通の宿を取ることが出来たのでした。


当日、金曜の仕事を終えたメンバーが集結する。
1人が折りたたまれることで6人を乗せることに成功したクルマは夜間交代制で白浜を目指しました。


白浜

翌朝、海近くのローソンで浮き輪に空気を入れる一同。イイ感じ。


白浜

目的地・白良浜に到着。
ここに来る途中のドンキホーテで、なんと男子4人全員が海パンを調達することになり、海辺にはドンキ特有の安い柄で統一されたなんだか気持ち悪い男子がズラリといった具合に。(右3人のセンスのなさに注目)

この日の海は台風の影響で波が荒く、決して人工プールでは生み出されないような波の満ち引きがありました。その威力はというと、大人の体を軽く巻き込んで砂浜に押し上げてから引き潮と同時に今度は吸い込んでしまうぐらいに強力で、小さな子供にとってはけっこう危険な状態となっていました。

とはいえ波打ち際では、子供の泳ぎを眺めながら幸せそうに過ごす家族もたくさん来ています。そんなほのぼのした空間に、巨大な波に巻き込まれたオレが自分の意志とは無関係にお邪魔したり引っ込んだりを繰り返すという現象が発生。

波に呑まれる→波打ち際の子供を巻き込む→引き潮で後ろに吸い込まれる→次の波に乗って再びやってくる→子供を蹴ってしまう→母親に睨まれる、みたいなコンボが炸裂したりしなかったりで危なかったですけどすごく楽しく呑まれることができました。


白浜

波にもみくちゃにされてぐったりしてるオレに、砂のおっぱいをプレゼントしてくれたA子さんありがとう。やっりー。だけどそこまでB地区のカタチにこだわってくれなくていいから。通りすがりのファミリーにチラ見されて気まずい空気を作り出してしまうオレの身にもなってください。そして、オレの大事な部分を両手で鷲づかみのオマエは、なんだか砂の下のホンモノの方まで息苦しくなるからやめてください。


白浜


ラブ宿への宿泊予定はもうしばらく未定なんだよばかやろう。
しょっぱかったのは海のせいだけじゃないんだというわけですね。

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朝一のシャトルバスに揺られて、ようやく朝7時にボロボロの状態で宿に戻って来たオレ達。そのままさっそく入浴するも、体がまったく言うことをきかず顔面だけを残してそのままゆっくり浴槽に沈んでいった男が2人。相当な疲労です。

宿の人の「それじゃチェックアウトは12時までにお願いします。」に対しても、「はーい、わっかりま・・・zzzzzzzzz」という、返事と同時に眠りに落ちるほどの状態で仮眠を4時間取りました。

そこからまた、2時間ほど掛けて会場まで向かうわけですが、なんとかお目当てのEGO-WRAPPIN'には間に合ってほしいところ。バスが苗場に到着した時点でダッシュすればギリギリ間に合う状態だとわかるやいなや、残りの3人を置いて駆け出すオレ。チューハイを片手に順調にフジロッカー達の間を縫うように急いでいたオレでしたが、直前のゲートで止められてしまいました。

「えー、缶の持ち込みは禁止になってますのでここで飲んでから通ってください」
「え?ちょ、、、、これ、残りあげます!受け取ってくださいすいません!」

ここでは、無理矢理ボランティア君の手に飲みかけの缶チューハイを押し付けてクリア、彼の迷惑そうな顔が酷く印象的でしたがそのまま先を急ぎました。

そんなこんなの末、一曲目に間に合いました。
jazzyなリズムに気持ちよく揺れる群集のさらに前の方でオレもその揺れに加わります。


EGO-WRAPPIN'
「写真ダメ!」とオレを注意する係員(ごめんなさい)越しに熱唱するヨシエさん。カッコイイ。

ステージを動き回るヨシエさんを見ながら、やっぱ彼らは、『音楽』の名が示す通りまさしく「心から音を楽しんでいる」、そんな印象を強く抱いてしまいました。まだの人は、彼らの出世作「くちばしにチェリー」のPVを是非ご覧頂きたい。もうみなさんめちゃめちゃ楽しそうでこれこそが『音楽』なんだと思うこと請け合いですよ。

EGO-WRAPPIN'の後は、これまたお待ちかねくるりの登場です。

くるりといえば、オレのiPod内では『ワールズエンド・スーパーノヴァ』が再生回数130回でぶっちぎりの1位という記録を持つ大好きな邦楽アーティストのひとつなのですが、その『ワールズエンド~』内の大好きなフレーズ「どこまでも行ける」を岸田シゲルがアレンジして始まったライブはそりゃもう鳥肌モンでした。その中でも、『東京』で顔を歪ませながらシャウトする岸田シゲルが放つあの切なさには胸がアツくなりました。終わった後も一人余韻に浸ってたら、そりゃいつのまにか迷子になってしまいますですよ。でも和製ロックはこうじゃなきゃな!なんて。

連絡を取ろうにもここではオレのauケータイがただの時計と成り下がる中でなんとか奇跡的に合流した後は、まだ行っていないさらに奥のステージに向かいました。

各地の屋台で腹を満たしたり、BOOM BOOM SATELLITESの激しい音に打たれながら同時に雨にも打たれたり、一番奥のステージ・ORANGE COURTでLOVE PSYCHEDELICO・KUMIのあのナチュラルな発音を初めて生で聴いて「おーー」ってなったりしながら時間は過ぎていったのでした。


ORANGE COURT
午後10時のORANGE COURT。すっかり暗くなってきやがりました。
フジでは懐中電灯持参が推奨。


大きなグリーンステージとは違い、FIELD OF HEAVENなどのステージでは、周りが木々に囲まれて光が逃げないので、ミラーボールやプラネタリウムなどの粋な演出が施されているステキ空間になってました。


FIELD OF HEAVEN

FIELD OF HEAVEN

うっわ夜はこのステージで女の子とロマンチックに音楽を楽しむのがすごくイイぞ!などとすかさず脳にメモるオレがいましたが。


でまー一応、そこからNew Order→PRIMAL SCREAMの王道パターンという流れだったのですが、あまり知らない&ぐったりんこということで、それらをBGMにしながら座って体力を温存してました。

23:00時ぐらいになると、RED MARQUEEステージがドゥンドゥンと低いビートを鳴らして誘ってきたので、みんなでファイト一発ドリンクで乾杯してから乗り込むことに。


何がSUGIURUMNやらMyloやらよく覚えていませんが、午後4時登場のラストDJ. TAKAYUKI SERINOの選曲がすげえアゲアゲで気持ちかったのは覚えております。これはもう力の限り弾けられたのではないかと。おそらくオレ達、湯気が出るほどがんばったんじゃねーか?


ROOKIE A GOGO

帰り道、ROOKIE A GOGOのステージ横を通る。
数時間前、オレの真横で踊ってた外人の女の子がテーブルに突っ伏して寝てたので心の中で「おっつかれー」て言っといた。


いやー、というわけで「音楽バカ達の為の祭典」ことフジロック終わりましたけども、10万の価値はありましたね。暴雨とかアクセスの悪さとか人の多さにウンザリは確かにありましたけど、それを超える興奮がありましたよ。

10万円という高めの値段設定からか、他の野外フェスと比べて学生さんなどのガキがいないので社会人のみなさんのマナーの質は高くて無茶するやつもいなかったので、それはそれで良かったかもしれませんね(2回注意を受けたオレ自身のマナーは悪かったかもしれませんね・・・)。それに案外簡単に前方に食い込めてアーティストの目の前で楽しめたりするのもいいところ。

そしてなにより、会場全体が広くてしかもステージの外装やお店にも気合が入ってたりするので全部回るのが大変だけどこれがリピーターを増やす要因になってると思う。なんつーかクオリティの高いイベントだと思った。実際、まだ行ってないエリアとか見たかったライブとかもあったので、また次回是非行きたいでっす。



パッチギ!


どうもおつかれさまでした。

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苗場

気付けばバスは苗場に着いてました。


東京のゴミゴミした雑踏から、いきなり自然の山に開放された時のあの気持ち良さはなんだろうか。よーしいくぞーてコブシを突き上げた次の瞬間、これですよ↓


苗場

山の斜面に見えるテント群が、お分かりいただけるだろうか。
めちゃんこヒトがいるのが、お分かりいただけるだろうか。

10万人は来るというフジを正直ナメてたよ。そして、それ以上に山の天気をナメてたよ。

ついさっきまで晴々としてた天気が、一転して豪雨になり、フジロックTシャツを買うために並んでいたオレ達を直撃する。これが予想以上に強い雨で、結局この日は雨が降ったり止んだりを繰り返すことになる。事前にカッパフルセットを用意していたオレはなんとか助かったが、持って来なかったフジロッカー達はこぞって売店の白い簡素カッパを買うハメに。


フジロッカー

売店周辺では異常に白カッパ率が高かったので、

「あれれ、なんかこの光景どっかで見たことあるぞ。そうかパナウェーブか!」


フジロッカー

何年か前、世間を騒がせた白装束集団パナウェーブの大規模集会みたいな群集のみなさんは雨に打たれながらでゲートを目指すのでした。

ゲートをくぐって、とりあえずまずは一番大きいグリーンステージへ。


グリーンステージ

グリーンステージ

本当は真っ青な空の下で太陽に照らされながらが理想なんですけど、霧が立ち込めるこの自然のステージてのもまたいいかも。

そうこうしてる間に、お目当ての東京スカパラダイスオーケストラが登場。さっそくステージ前方の、よりワッショイしたい人専用の隔離エリアにレッツラゴー。


スカパラ

スカのリズムに身を任せてもみくちゃにされるオレ達。小雨がアツくなった肌に気持ちいい。乱舞に疲れて途中リタイアしましたけど、アルコールなしでこのテンションになれるスカパラはやっぱ最高でした。


一段落して、泥の中を通りながらトイレに向かう一同。案の定、備え付けの簡易トイレBOXには男女ともに長蛇の列が。

しかし、男子にはどこでも立ちション可能な特権があるため、実際のトイレBOXの横に透明な架空トイレを勝手に追加して用を足す人が多く見られました。


トイレBOX

バーチャルトイレBOX

バーチャルトイレBOXはその数20とも言われている。


とか、くだらねートイレ盗撮をしてるうちにクラムボンの時間がやってきました。


クラムボン

原田郁子の登場に沸き返るステージ・RED MARQUEE。

声がかわいいのなんので男子にも女子にも大人気。でもただかわいいだけじゃないんだこの声は。彼女にしか出せない特徴的なこの声はかわいくて、かつパワーがある。これはすごい。オレは仕事中に、iPodからクラムボンが流れてきたりすると、曲によっては感情が揺さぶられて仕事にならないので聴くのをやめちゃうぐらいのことはありますよ。このライブを隣で聴いてた緑メガネは「尿意が止まる程だ」と感激し、対するオレは逆に尿意をもよおしてきたという、聴く人の膀胱を刺激するクラムボン(嫌な表現ですが)は、オレ達に絶賛のまま無事終幕しました。


クラムボンが終わると同時に、グリーンステージ4万人の前で大御所Beckが始まってました。でもまーBeckといえど、オレにとっては不朽の名作『Sexx Laws』しか知らないわけで大きな熱狂こそありませんで残念でしたけども。ヨシ、CD借りてくっか。

この頃には再び雨も強まってきて、次のFatboy Slimが登場した時には、いつでも踊れるように全身カッパスタイルで挑みました。


ファットボーイスリム

突然エレクトロニックなビートが響きわたり、グリーンステージ全体が大きなダンスフロアと化す。そして、それに合わせるかのような土砂降り&雷。それでも皆の踊りは止まらない。下手すりゃ落雷で死者が出てもおかしくないこの事態を、粋な演出として楽しむ音楽バカ達。最高じゃないですか。冷静に選曲を考えれば、「あの曲掛けてくれよー」という不満もあったものの、この無茶苦茶な展開に楽しめないわけがねーよ。


さて23時からは、雨に濡れ凍える体を激辛タイラーメンやお酒で凌ぎつつ、再びRED MARQUEEの朝までコースに途中まで参加です。United State of Electronicaのノリのいい音楽にヘトヘトになったり、DJ.TOWA TEIの選曲に酔いしれながら気持ちよく揺れていました(こいつうめーわ)。続く、VITALICあたりで体力の限界を感じ、繰り返される電子音にちょっとウンザリしながら、午前3時にチルアウト。この日のフジロックを終えます。


ゲート付近の売店に戻り、泥だらけの靴を洗ったりしてチョイ休憩。

オレ達はこの後、遠く離れた宿まで戻ることができるのですが、宿無しで挑んだフジロッカー達はここの床にまるで野戦病院よろしく寝泊りするわけで、アルミホイルを巻いて眠る男とか座ったまま眠る女とか居て、なんだかフジロックの過酷さを思い知らされたのでした。




フジロック3日目に続く。

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