
作業の合間に窓を開けると、朝から降り始めた雪がまだ降り続いていた。
後から知ったんだけど、ここ大阪では11年ぶりの異例の事態だそうだ。
つーわけで、傘とカメラだけ持って近所を散歩してきたよ。
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近所の見知った町内を新鮮な気持ちで歩く。うーわとか言いながら。

堤防の上に上がると、遠くまで白い道が続いてる。
当然テンションも上がって、小躍りしながらシャッターパシャパシャリしてたら、
なんか向こうの方で父と娘で雪上の撮影大会みたいなんしてるし。おめでてーな。
よーし次はパパも一緒に映っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。

雪が降った場合の遊びといったらこれだろーが。
近くのグラウンドには、数組の親子・カップル・キッズ達が、雪合戦してたり雪だるまつくってたり、ソリで斜面下ったりしてた。
キャッキャ楽しそうにはしゃぐやつらの中に、ただ一人、黒コートに黒カメラ、おまけに黒縁メガネのオレが割り込むように入っていく。。
完成済みの雪だるまの先を辿っていくと、他の雪だるまの残骸がいくつかあって、さらにその先には夢中で雪合戦をするカップルが。どういうストーリーなんだこれは。作っては壊して、、とかどうせそういうやつなんだろ?
このチャリの持ち主は立ち漕ぎで帰ることになるだろう。


日も落ちて白い世界が灰色になってくる。
こんなにも雪が積もった土曜なのに、あまり人は見かけなかった。
みんなコタツでミカンしてるのだろうか。
雪が傘に積もる音と雪を踏む音だけしか聞こえない、とても静かな午後。
時間がゆっくり流れるこの世界がたまらなくたまんない。
シャッターを切る右手の感覚がそろそろ死んできそうだったので戻ろうとしてると、あたりの民家からカレーの匂いがしてきた。そういや昼飯を食ってない、おなかも減ってきた。
よし、おうちに帰ろう。今日はカレー曜日!
とか思って家に着いたら、おかんがカレー作ってたよヤター!おかんナイス!!
もりもりおかわりしましたとさ。
おしまい。








